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元カレがストーカーになった話①

背中合わせ
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長らくお顔を出せずにおりました。

少しずつですが再開してゆきたいと思います。

見て見ぬふりしていた違和感の蓋が開く

マリッジブルー?

初めましての記事で言及していた彼氏ですが、

ひと悶着もふた悶着もあり、関係を解消しました。

結婚を考えていた彼氏ですが、10年間のお付き合い。

もちろん今までも衝突することは多々ありました。

結婚の話が具体的になり始めてくると、今まで見て見ぬふりをしていたことが

「このまま結婚してもいいのか」という気持ちに拍車をかけてくる。

わたしは結婚というものにこだわりがなく、子供もいらないので

今すぐ結婚しよう!とならずにずるずると事実婚のような形で

日々を過ごしていた状態でした。

『国際結婚』という響きはいいが…

中国人の彼氏と国際結婚をする場合、日本人同士のように

「婚姻届けを出して終わり」とはなりません。

結婚することを”籍を入れる”とは言いますが、外国人の場合

国籍が日本ではない=日本に籍がない。

なので入れる籍がない。

ただ、配偶者であるという記録を残すだけということになります。

戸籍筆頭者はわたしであり、その配偶者として名前が載るということ。

そして婚姻するには、手続きが必要でした。

まずは外国人の彼が「独身証明書」というものを取得する必要があり

その後書類を用意し、改めて申請してやっと結婚となります。

その証明を取るためには午前中しかやっていない大使館に平日で予約をし

当日出向いて申請が必要、そして証明書が届いたらもう一度予約して……

という流れになりますが、その予約がとにかく取りにくい。

婚姻したい日時までに間に合わせるには半年以上前から準備が必要と

思われる作業、それは遅々として進みませんでした。

大使館は県外で、2時間以上かかる場所に本人と出向くのですが

彼氏は免許がないのでそこまでの運転もすべてわたしになります。

すべてわたし任せで、今すぐ結婚したいという気持ちもないわたしは

彼氏に対する違和感を無視することが出来ずに、真剣に取り組んでいなかった。

相手に愛情を持てていない自分

優しくなれない

わたしと彼氏との生活は、まるで母子のような関係でした。

稼ぎも多いのはわたし、車の免許があるのもわたしだけ。

家計の管理、家事もすべてわたしが行っている。

毎日できる限りお弁当を用意し、悪ければ駅まで送り向かえ、

呑みに行くといえばそれも送り迎え。

正直、尊敬しているところなどなく、彼をぞんざいに扱ってしまうことも

ありました。

それでも彼は持ち前のおおらかさでわたしを受け入れてくれていました。

そのことに関してはとても感謝しています。

わたしには安心して戻る場所があったのですから。

それでも、彼へ愛情があるかといえばそうではなかった。

何もかもが義務である気持ちが強かったのです。

自分の時間も犠牲にして、すべて家のためと動いてきました。

だから些細な事で喧嘩になった時も、わたしは向き合う姿勢を

持てないことに自分で気づいていました。

そんな相手と結婚してしまったら、悲劇しか待っていないでしょう。

彼はどんな人だったか

彼は大陸気質というのか、おおらかで明るい人です。

怒っても暴れたりすることも、大きな声を出すこともなく

口汚くなることもなく、きちんと自分の論理を説明できるひとです。

人懐っこいし、愛情表現もストレートで、他人に甘えられないわたしは

そこにたくさん救われてきました。

時間にはルーズなところがありますが、それはもう外国人では

当たり前なんじゃないかと思い始めてはいました。

わたしが中国の文化を理解しようと取り組んでくれることに感謝をしてくれて、

ご両親もすごくよくしてくれました。

いつも、「椿、椿」と言いながらまとわりついてくる感じ。

ただ、酒癖があまりよくないところと、すぐにばれる小さな嘘を

たくさんつくところがあった。そして、仕事をないがしろにする。

この3つを挙げたのは、わたしの中で引っかかっていた事柄の中で

特に気になる場所であるからです。

ただの彼氏彼女で付き合っている間は、特に自分の身に降りかかることでも

ないのでスルーできますが、結婚となるとそうはいきませんからね。

それで何度も話し合いましたが、わたしのいないときを見計らって

お酒を飲みすぎて母に迷惑をかけたり、わたしも困ったことがあったり。

彼は実家を出て県外であるわたしのところに来ているので

味方が周りに誰もいないと感じていたのでしょう。

ケンカがヒートアップすると、

「家を出ていく。外で寝る」

「もう別れる」

「実家に帰る」

などというので、いつもわたしが引き留めていました。

言霊の力

なぜここまでと思うように

何度も別れるといわれるうち、はじめはショックだったわたしも

もういいかなという気持ちになってきました。

それでも彼は実家を出てここにきてくれたので

出来ることはしないとという義務感のまま、生活していましたが

なぜここまでわたしは頑張っているのだろうという思いが膨らみました。

彼に強制されたわけではありませんが、休日も彼の予定に合わせて

食事を作ったり、送り迎えをしたり。

母親とふたりきりにするのも気が引けるので友達と出かけることもせず、

一人で過ごしたい日も、彼はずっとそばにいて息が詰まるように。

だけど結婚はこうやってするものなんだと、わたしは自分を封じ込め

そう思い込んでいました。

冬の寒いある日また些細な事でケンカをし、わたしの行動について咎められ

出ていくといわれたとき、そのまま行かせてしまおうかと思うほど

面倒な気持ちになっていました。

しかしながら時間も遅く、寒空の下放りだすこともできず

わたしはまた引き留めてしまったのです。

自分を騙した代償

わがままかもしれませんが、自分を騙しながら生きてきた

その代償を受けることになったのだとわたしは思います。

楽しいこともあったけれど、わたしが受け入れなくてはと

無理をしてきた結果、良くない行動を起こしてしまうことになります。

自分の恥をさらす話になりますが、次の更新では

正直にいきさつを話してゆこうと思います。

それでは皆様、暑い日が続きますがご自愛くださいませ。

ABOUT ME
椿
嶋崎 椿、42歳。 ついに40歳を超え、若いころにはなかった悩みや想いを抱くことが多くなりました。 自身の仕事、恋愛、家族、両親、家やお金、将来の不安……。 きっと未来を明るくするをモットーに、日々奮闘の毎日です。